『せっかち式仕事術』
2024年5月22日発売 かんき出版
結論からお伝えします。『せっかち式仕事術』は、
せっかちのよいところを仕事に活かしながら、
同時に、余裕時間と平常心を手に入れる
ための本です。
そのために必要な「仕事術」と「余白の作り方」について書きました。
「せっかちな人」と聞いて、あなたはどんな印象を持つでしょうか。
せかせか・そわそわと落ち着きのない人?
待つことが苦手で、いつもイライラしている人?
効率化主義で、ムダなことが嫌いな人?
もしかしたら、ちょっとネガティブなイメージを持つ人のほうが多いかもしれません。
でも、「せっかち」って、本当に悪いことなのでしょうか。
たとえば、
「やりたいことがあるのに、先延ばししてしまう」
「いつもギリギリにならないと動けない」
「『あのときやっておけば……』と後悔することが多い」
こんな行動パターン、ありますよね。これは、せっかちとは真逆の行動です。
言い換えれば、
「やりたいことが見つかれば、すぐ行動にうつす」
「常に前倒しで動いている」
「やらない後悔より、やる後悔」
これが、せっかち式だということです。
「あれ、せっかちって案外悪くないかも?」と思いませんか?
大切にしたいのは、せっかちが本来持っている行動力を活かしながら
①せっかちを生かした仕事の仕方をする
(=効率化やスピードアップにつながる)
②先回りによって空いた余裕時間でじっくり取り組む
(=クオリティの向上につながる)
このふたつを両立させるということです。
あなたの持っている「せっかち性」を存分に生かして、効率よく、効果的に仕事を回すための「アクセル」と「ブレーキ」を手に入れてください。
第1章
こんなあなたはせっかちかも?
せっかちって、どんな人のこと?一般的には、常に先へ先へと急ごうとして、逸る気持ちが抑えられない人のことを言います。その性質が、さまざまな行動に表れます。以下の行動に当てはまる人は、せっかちかもしれません。
時間を無駄にしたくない
待つのも、待たせるのも苦手
考えるより行動する派
第2章
せっかちはこんな仕事人になれる
せっかちな人はどんな仕事人になれるのか?「私せっかちかも…」な人にとってのビジョンになるかもしれません。
- すぐやる人
- 先回りできる人
- チームを引っ張る人
- 切りかえが早い人
- アウトプットできる人
せっかち式仕事術
せっかちを前向きに加速させ、仕事を上手に進めていく方法を紹介します。もしかしたら、せっかちでない人にとっても有効な仕事術が見つかるかもしれません。
第3章
仕事の進め方編
- クイックレスポンスで誰よりも早く信頼を獲得する
- せっかちに適した優先順位を決める
- 中間ゴールを置く
- 朝にピークを持ってくる
- 締切はやや早め&細かく設定する
- 自分のことは後回しにしてみる
etc
第4章
効率化編
- 作業をリスト化して全体を把握する
- 丁寧・きれいに描こうとしない
- 考えない工夫をする
- ボリュームの多いところから手を付ける
- 集中できる環境でパフォーマンスアップ
etc
第5章
アウトプット編
- 吐いてから吸う
- アイデアの常駐時間を長くする
- 持ち帰らず、その場でアイデアを出す
- じっくり吟味しない
- 短時間で小さいアイデアをたくさん出す
etc
第6章
ブレーキ編
- 「伝える」より「伝わる」を意識する
- 初速で一気に7割終わらせた“気”になる
- 「クイックレスポンス」を使い分ける
- 初回の「効率の悪さ」を受け入れる
- 「せっかち的行動の型」を破る
- 思考を熟成させる
etc
第7章
せっかちな人は余裕時間を手に入れよう
せっかちな人がまだ手に入れていないかもしれない「余裕時間」を、意識的につくり出す方法についてまとめました。
- あえて余白を作ろう
- 朝を「没我的」な時間にしてみよう
- 「明日やろう」を増やそう
- 「足し算」マインドで心の余裕を持とう
- やりたいことに時間を使おう
etc
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2024年5月22日発売 かんき出版